【首都直下地震へ必要な備えと心構えは？】

首都直下地震へ必要な備えと心構えは？

本日は朝日新聞の年末の記事からお届けします。

首都直下地震へ必要な備えと心構えは？

◇【国の有識者会議の提言】約１週間分の備蓄や車移動の自粛など６項目ある

【以下、問答形式で話が進みます】
Ａ、首都直下地震で、東京とその周辺は大変なことになりそうじゃ。

Ｂ、少しでも被害を抑えるため、国の有識者会議は「個人に求められる取り組み」として六つの項目を強調している。

Ａ、　ホ　ホホウ！　何じゃ？

Ｂ、一つは〈１週間程度の水や食べ物の備蓄〉だ。地震が起きると、商店や家庭への物資の輸送が止まる。公的な避難所にも行き届かない恐れがある。

Ａ、　まずは食料と飲料水じゃな。

Ｂ、非常用のご飯などに加え、栄養補助食品も置いておくといい。事前の備えが大切で、有識者会議は二つ目として〈（発生後に）買い占め行動をとらないで〉と求めている。見落とされがちなのがトイレだ。断水で水洗トイレは使えなくなる。非常用トイレは必ず備えるべきものだ。

Ａ、　火災への心構えも重要じゃのう。

Ｂ、逃げる途中で煙や炎に巻かれる恐れがある。そこで、求められる三つ目は〈発災（はっさい）（発生）直後は身の回りの安全を確認し、近くの安全な場所に素早く逃げること〉だ。事前に自宅や職場に近い広域避難場所と道順を確認しておく。避難路は倒壊物などでふさがれない広い道路を選ぼう。

Ａ、　車で避難するのはよくないのじゃな？

Ｂ、　交通渋滞が起きれば延焼火災に巻き込まれる危険も高まる。消防など救急救命活動や、道路のがれき処理も妨げてしまう。有識者会議が求める四つ目は〈車移動の自粛〉だ。「皆が動けば皆が動けなくなる」とも強調し、帰宅が困難な場合は〈むやみに移動しないで〉と訴えている。

Ａ、過去の震災で得た貴重な教訓じゃな。

Ｂ、　最後は〈混乱時の「デマ」に踊らされずに落ち着いて行動する〉。大変なときだからこそ、事前の備えと心構えで冷静に行動したい。

　記事出所：平成25年12月20日　朝日新聞　『ニュースがわからん（高橋淳）』より

【防災ワン店長コメント】
来月3月１１日は東日本大震災から丸３年となります。関東地方では相変わらず余震的な地震が起こっていますが日々の生活の中での備えについて当時のことを思い出し考えてみる機会だと考えています。